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就労移行支援利用者の声

Aさん

再就職のため就労移行支援を利用。事務職としての就職。

 私は網膜色素変性症による中途視覚障害者です。最初に利用したのは2018年のことです。当時は中心視野がわずかに残っている状態でしたが、出産に伴い徐々に視力が低下し、就労に関しても日常生活に関しても不安でいっぱいでした。

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 訓練開始当初は音声を使うこと自体に戸惑いを感じることも多かったですが、職員の方がマンツーマンで教えてくださる時間をとってくださったり、視力低下や子育てなどの不安を親身に聞いてくださったりすることでくじけずに訓練に通うことができ、1ヶ月くらいたつ頃には音声でパソコンを使うことへの違和感はすっかり払しょくされていました。支援センター利用前までパソコンはWordやExcelの本当に初歩の使用経験しかありませんでしたが、ここではわからない箇所を職員の方に教えていただきながら一からきめ細やかに学習できるので、3ヶ月くらい経過するとエクセルでは、Vlookup関数やリスト作成、ワードでは差し込み印刷などそれまでの私では考えられないくらいにスキルを身につけることができました。パソコン操作だけでなく、歩行や点字の読み書き、iPhoneの操作方法まで学習させてもらえたので、生活の質が格段に向上しました。また、就職活動の際には履歴書等の作成や面接時の受け答えといった内容もサポートして頂けたので、大変助かりました。就職が叶い、支援センターを卒業してからも、社内システムへの適応等、必要に応じて電話や訪問でフォローアップしてくださったので、私も就職先の社員の方も安心して働くことができました。
 2回目の利用は2023年でした。その時に利用して驚いたのが、zoomやTeamsといったコロナ以降必要不可欠となったコミュニケーションツールの教材がとても充実していたことです。教材だけでなく、実際にチャットやweb会議などの訓練も行うことができ、実践に即した経験を積むことができて大変助かりました。視力が使えず、小さな子供の子育て中ということで就職活動では苦戦することもありましたが、前回利用した時と同様に書類作成から励ましまで手厚いサポートを頂くことができ、お陰様で2回目の就職活動では在宅勤務も可能な就職先にも恵まれました。支援センターを利用させていただけて本当に良かったです。

Bさん

大学4年生の時に利用。事務職として就職。

 大学4年生のとき、ずっと就職活動を続けていましたが、全く結果が出ずに悩んでいました。同じ視覚障害を持つ先輩に相談したところ、新卒応援ハローワークに行くことを勧められ、ハローワークで、「支援者がいた方がいい」ということで、こちらのセンターを紹介されました。

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 週に3日通い、WordやExcelの操作を学びました。もともと大学の授業等で使用していたため、基本的な操作は知っていたのですが、支援センターではプラスアルファのことを学ぶことができましたし、音声読み上げソフトで操作する方法も丁寧に教えていただいたため、就職後も音声読み上げソフトを使用して業務ができる、という安心感を持つことができました。
 また、エントリーシートの添削や面接時の同行もしていただけたため、今までより安心して就職活動に臨むことができました。視覚障害に対する専門知識やノウハウを持つ職員さんが添削してくださること、メールで添付してのやりとりが可能だったことで、いつでも見てもらえるという安心感がありました。面接での同行をしてくださることで、企業の方にも安心していただけましたし、こちらも事前の下見などをする必要がなく、就職活動に打ち込めました。今の会社の面接も、3回とも支援センターの職員さんに付き添っていただきました。また、一人暮らしをするにあたり、引越先周辺の歩行訓練や調理などの訓練もしていただきました。
 就職してからも、会社での環境整備や読み上げソフトのことについてなど、支援をいただいております。会社の方も支援センターの方を信頼しており、何かあったら頼れる存在となっております。
 今は、会社のSNSを運営する仕事や、企業実習生の方の指導などを行っております。SNS運営では、どうしたら投稿を見てもらえるかということを意識しながら記事を作成しています。また、実習生の指導では、「会社を知ってもらう」ということ、「実習を通して就労に自信を持ってもらう」ということを意識しながらの実習プログラム作成や指導を心がけています。今後も様々な業務に取り組んでいけるよう頑張っていきたいです。

Cさん

老人ホームに機能訓練指導員として就職。支援センターの機能訓練終了後、就労移行支援を利用。

 私は、まずはじめに支援センターの機能訓練で訓練を受けました。
そこで、歩行訓練、基本的なパソコン操作などを習った後、マッサージの資格を活かし、再挑戦できればと思い、支援センターの就労の訓練を受けました。職員の方と話し合いながら、訓練を進めていきました。パソコン操作やマッサージ実技だけでなく、就職活動の際も面接や履歴書の書き方などアドバイスをいただきました。
その結果、老人ホームに機能訓練指導員として、再就職することができました。就職先が決まり、自宅から職場までの通勤経路の確認や職場内の案内もしていただきました。
支援センターでは、一人ひとりのニーズにあった訓練をしてくれたので、助かりました。有難うございました。

Dさん

会社の休暇を使って支援センターを利用。

 徐々に視力が低下し、活字を読むことが困難になってきました。仕事を続けることも難しいと自信をなくしていました。
パソコンは皆無に近いところから開始しましたが、 支援センターでは、個人の理解度に合わせて教えてもらえるので、とても助かりました。
画面読み上げソフトを使い、書類の作成や計算などできないと思っていたことが可能となりました。パソコン以外にも歩行訓練や点字を学ぶことができ、講座等の情報も教えてもらいました。
支援センターに通う方々をはじめ、様々な方々が社会の中で頑張っておられることを知り、元気をいただきました。自信を取り戻せたこと、前に進む勇気をいただけたこと、支援センターに通うことができて本当に感謝しています。

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